天気予報

32

25

みん経トピックス

特集

エリア特集2016-11-14

【連載】インドを視る vol.11
2025年、中間層5億人へ 豪華結婚式で顕在化

 インドにおける1人当たりの総国民所得(GNI)は約15.4万円。結婚式のストレッチリムジンの1 日レンタル費は、その金額とほぼ同額にもかかわらず利用者が増えています。見えと余裕が出てきたからこそ、結婚式に高額な費用をかける。日本のバブル期のゴンドラと似たものがあります。地味婚という言葉が定着している日本とは違うステージがインドには広がってきています。

 「中間層」の試算方法にはいくつかありますが、ある試算では2025年までに中間層が5億人になるという結果が出ています。現在は経済規模世界第12位のインドですが、2025年に5位に浮上するともいわれています。インドでは人口の7割が農村地域で生活をしていて、GDP3分の1しか稼いでいません。まだ一次産業が主体です。現在都市部に住む1割が中間層といわれていますが、2025年には4分の3まで拡大するという計算です。大都市のムンバイ、デリー、コルカタだけではなく、その他のエリアでも都市化が進んできています。

 航空産業の最新リポート(201610月)が世界を驚かせました。BREXIT(イギリスのEU離脱)で話題の英国は、現在航空旅客数で世界第3位。しかし2025年、インドはイギリスを抜き、1位中国、2位アメリカに次ぐ世界3位の市場になるというリポート内容です。ルフトハンザは先週、フランクフルトームンバイ路線を就航。ファーストクラス8席、ビジネスクラス80席、プレミアムエコノミー32席、エコノミー244席で、ファーストクラスとビジネスクラスから順に予約が埋まっていくそうです。

 今週はモディ首相が来日します。夕食会には、日本とインドのハーフのミスワールド・ジャパンが参加するとか。ハーフがミスワールド・ジャパンに選ばれることは、以前では考えられませんでしたが、今はグローバルの時代。アジアや世界に評価される美が重要視されてきています。モディ首相来日を機に、今後予想される中間層5億人を取り込むことができるか。インドに向けた日本の技術輸出に期待したいと思います。(小里博栄)

グローバルフォトニュース