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ムンバイ生活11年目、日本人女性のビジョン-インドと日本の架け橋に

ムンバイ生活11年目、日本人女性のビジョン-インドと日本の架け橋に

椎八重万耶(しいばえまや)さん

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 千葉県船橋市出身でムンバイ在住の日本人女性・椎八重万耶(しいばえまや)さんが1月、ムンバイ生活11年目を迎えた。

 椎八重さんは都内の私立大学を2年目で中退後、服飾の専門学校でパターンメイキングと縫製を学びながら個人塾で英語講師を務めた。しかし、英語を教えていながらあまり英語が話せないことにコンプレックスを感じ、一年間の語学留学のため英国へ渡航。帰国後、海外で暮らしたいという一心で、特にインドについての知識もないままムンバイのインド法人へ就職したという。現在は、ムンバイへ移住してから3つ目の職場となる、日本企業とインド企業のジョイントベンチャー企業で日本人役員のアシスタントとして働いている。

 ムンバイでキャリアを積んでいくうちに、インドからの視点も持ち合わせた日本人という強みを活かして、将来はインドと日本の架け橋になりたいというビジョンを持つようになったという。しかし、高学歴のインド人の間でビジネスを始めるにあたり、実務からでは得られない知識を補完する必要があると感じ、2012年9月から社会人学生としてBond BBT MBAボンド大学でMBA取得のための勉強を始めた。

 「ムンバイで暮らした10年の間に、100年に一度と言われる大雨で大洪水を経験したり、肝炎で入院したりして一カ月半の自宅療養を強いられるなど、ハプニングはあったものの意外にも本当に困ったことは思いつかない」と椎八重さん。

 ムンバイの魅力について、椎八重さんは「ムンバイの人たちはとても人懐っこい。例えば、近所の人たちがお互いに声を掛け合い、気にかけてくれる。まるで昔の日本のような人の温かさがある」と話す。

 ムンバイでの暮らしに慣れない外国人滞在者もいるが、日常を楽しむためには物事は予定通りに進まなくて当たり前と考え、ハプニングや失敗をネタに楽しむこと、終わりよければ全てよしと捉えるポジティブな心構えが必要だという。

 「ただ海外で働きたいという自分本位な理由でインドに来てしまったが、海外生活が長くなるにつれて、外国人である自分は他人の庭を借りて生活をし、糧を得ているということに徐々に気付いていった。外国企業がインドでビジネスをするためには、ホスト・カントリーであるインドやインドの人たちにとっての利益も考え、共存した上で自国に利益を返すことを考えなくてはならないと強く思っている。今年中に学業を終える予定なので、学んだ知識、これまでの経験や人脈を総動員して10年分の感謝をインドに返していきたい」。

 新たなステップに向け準備を進めているという椎八重さんは、11年目のムンバイ生活に意欲を見せる。

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